イギリスガーデン紀行

イギリスの自然景観は丘陵地帯が続く牧歌的風景です。
国土自体が緩やかにアップダウンし道の両側に途絶えることなく続く風景は高木と芝生で構成され遠くまで見通せる爽快感があります。５月の青い空も相まって素晴らしかったです。田舎町ではその地方々々で取れる石材で作られた住宅が連なり様々な顔を見せてくれます。ガーデン好きの英国人は自分の家の周りに思い思いに草花・樹木を植え、玄関周りにもクレマチス、バラ等を壁面に這わせ上手に楽しむのには感心させられました。

アン・ハザウエイの家庭園

アンハザウエイはシェークスピアの妻でその実家が保存され公開されています。
中世までの木造住宅で茅葺屋根が柔らかみがあり懐かしい思いがしました。
入口から入り広い芝生スペースがあり両サイドに中木をを配置し面白みを演出しています。石材で仕切られた花壇が自然な雰囲気を出しており草花、ハーブ、コニファーを配置し立体感を持たせ目を楽しませてくれました。
住宅の前には中心に石張りの園路を設け両サイドに様々な草花を植えこんでいます。夏に向かいにつれ様々な花が咲き乱れる事と思われます。
花壇の奥に休憩できるベンチが樹木で囲われた日除けが上手に作られています。建物の外壁に弦物を這わせまるで絵を見るように花を楽しむことができます。イギリス人の自然、草花を楽しむセンスの良さがわかります。

調布市

コッツウオルズ地方

コッツウォルズ地方は１６００年頃に計画的に作られた町です。
近くから産するリンクストーンで住宅が作られ町全体が統一感を持った街並みになっています。
アイボリー、ブラウンの石材で組み合わせれた外壁はとても明るく柔らかいを雰囲気を出していて人の心を癒してくれます。住宅の周りはリンクストーンで作られたドライ・ストーン・ウオールで囲われていてその内側に草花・ハーブ・コニファーを植栽し庭として楽しんでいます。

調布市