これまでに海外の庭園を見て回り印象深かったものを説明文を踏まえてご紹介していきます。
数多くの庭園を見る自己研鑽の旅により、お客様へのより良い庭造りの提案に活かしております。
これまでに海外の庭園を見て回り印象深かったものを説明文を踏まえてご紹介していきます。
数多くの庭園を見る自己研鑽の旅により、お客様へのより良い庭造りの提案に活かしております。
タージ・マハルは、世界で最も美しい墓であると言われている。 大楼門をくぐった先に広がる庭園には天井の4本の川をあらわす4本の水路が四方に流れこの水路が交わるところには天井の泉を表す池が配置されている。 左右対称あることが最大の特徴で均整のとれたムガル建築の伝統を引き継いだ建築物であり、庭園の中心にある墓廟からは四方いずれからも同じ景色をつくる。
ツゲを幾何学模様に刈り込んだノット・ガーデン、白い花ばかりで彩られたホワイトガーデンなど8つの庭園から成り立っている庭園です。
手入れが非常に行き届いていて中世のお城の廃墟とガーデンが重なり合って幻想的な風景をみることができます。
バラの季節にはバラが咲き乱れることでも有名でバラを目当てに訪れる観光客も多いことで知られています。
シェイクスピアの妻となるアン・ハザウェイが結婚前に住んでいた家があり、15世紀に建てられたままの英国風の庭園のある歴史的な建物です。
茅葺き屋根・チーク材骨・しっくい壁・古風な庭園を持ち典型的な英国カントリーサイドの家とガーデンです。
7月になると様々な花が咲き乱れ庭園を彩ります。
イギリスを代表する詩人ウイリアム・ワーズワースが彼の晩年1813年から亡くなる1850年までの37年間を過ごした場所です。白い木造の家と広い庭園で構成されており、自然のままの姿が残る庭園は彼自身が設計したといわれ18,000㎡にも及ぶ広大なもの。ワーズワースは多くの作品を屋外で執筆し、詩人でなかったら庭師になっていたのではないかと言われていることがわかるような空間が広がっています。
コッツウォルズ地方は蜂蜜色のリンクストーンという特徴的な石を多く使用しているため黄色い壁の家や塀が多く、昔とほとんど変わらない風景が残されています。またリンクストーンは雨により色が変わり、綺麗な街並みを作りだすことでも有名な地方です。この地方はイギリス人のあこがれる最もイギリスらしい田舎ともいわれています。
ロシア西部の都市サンクトペテルブルク。1703年、ピョートル大帝がヨーロッパとの関係を発展させるために築いた港湾都市で、1712年から1918年までのおよそ200年間に渡り、ロシアの首都機能を担うと共に、ロシア最大の文化都市として発展してきました。ソ連時代から"文化の首都"とも言われています。
ヨーロッパの文化を色濃く反映した街には、世界三大美術館のひとつであるエルミタージュ国立美術館や町の中心部にある歴史的建造物がそのままに保存されています。
市内に流れる40もの運河と340以上の橋が生み出す美しい風景は「北のヴェネツィア」とも称されるほど。
ペテルゴフはドイツ語で「ピョートルの邸宅」という意味ですが、その名の通り、ピョートル大帝が夏を過ごすために建てた夏の宮殿があります。
自身の目で西欧を見て来たピョートル大帝が、フランスのヴェルサイユ宮殿を意識して建てた宮殿と言われており、“ロシアのヴェルサイユ”と言われる美しい宮殿です。
中心の宮殿を境にして「上の庭園」と「下の庭園」に分かれており、全体で20の宮殿と7つの公園から構成されています。
夏の宮殿にふさわしく、150以上の噴水が配置されており、それらは全長22kmに及ぶ配水管から水を引き、ポンプを使わずに自然の傾斜を利用して水が噴き上がる仕組みになっています。
大小さまざまな噴水は目にも涼しく、中には特定の石を踏むと水が噴き出す噴水など、遊び心のある噴水も数多くあります。
イギリス・ロンドン北部にある王立公園で、公園の総面積は約2.0平方キロメートルもあります。
18世紀末までは英国王室の狩猟場として使用されていましたが、19世紀中頃から一般に公開されるようになりました。
現在では観光客だけでなく、ロンドン市民の憩いの場となっており、パーク内にあるクィーン・メアリー・ローズ・ガーデンでは、およそ400種・60,000本ものバラが咲き誇ります。
中心となっているのはモダンローズですが、その他にも四季折々に花が咲き乱れ、整形式花壇の美しいレイアウトを楽しむことができます。
巧みな外交手腕によってキリスト教諸国と渡り合って独立を保ち、ヨーロッパにおける華麗なイスラム文化を花開かせた、最後のイスラム王朝・ナスル朝。敬虔なカトリックの国スペインには、イスラム統治の面影が至るところに残っていますが、特にスペインにおけるイスラム建築の最高傑作と言われるアルハンブラ宮殿には“イスラムらしさ”を随所に感じることが出来ます。
建物の外観は質素なものですが、一歩足を踏み入れると目の前にパティオが広がり、アラベスク模様で覆われた壁、砂漠の夜を照らす満天の星を表す天蓋、生命の象徴である水が絶え間なく溢れる噴水など、思わず目を奪われます。
さすがは“イスラム建築の華”です。
宮殿の名にふさわしく、きらびやかな宮殿の内外装には純度の高い金が100kg以上使われたとも言われています。
いかにも女性が好みそうなロココ調の壮麗な建物ですが、エカテリーナ宮殿と言えばやはり「琥珀の間」が有名。
部屋全体が琥珀の装飾で覆われているのは圧巻ですが、第二次世界大戦中にナチスドイツにより宮殿が破壊されたため、琥珀そのものが一度は消滅してしまいました。
しかしその後、1979年に琥珀の間の修復が始まり、実に24年もの歳月をかけて修復が完了したのです。通路には修復時の写真も飾られており、再建に携わった人々の思いの意気込みが伝わってきます。
宮殿の裏にある広大な敷地一面が庭園となっており、建物に近い部分は幾何学模様の植栽などにフランス式の庭園造りを見ることが出来ます。
モスクワの北東約200km、中世ロシアの牧歌的な風景が残るスーズダリという町があります。
小さな町ですが、モスクワ公国時代には宗教の一大中心地となった都市というだけあり、古代から中世の教会や修道院が約50個も点在しています。
町そのものが歴史を伝える博物館、といったところでしょうか。
果てしなく広がる平原の中に点在する教会や家々を望む美しい景観は、お伽の国のようであり、中世の雰囲気をそのままに、モスクワやサンクトペテルブルクなどの大きな都市では見られなくなった「真のロシアの姿」を感じることが出来ます。
チャッツワースはデボンシャー公爵の屋敷です。その所有している広大な庭園「ランドスケープ・ガーデン(風景式庭園)」は18世紀の名作庭家ケイパビリティ・ブラウンの代表作と言われ、「英国の至宝」と言われるほどの美しさが魅力です。
階段状の水路、噴水、ローズガーデン、キッチンガーデン、19世紀の天才造園家、ジョーゼフ・パクストンによる大温室などが見所であり四季折々の美を堪能できる庭園です。