ドイツガーデン紀行

ドイツへは2回目です。前回は東西統一前の西ドイツでしたので楽しみにしていました。ドイツの基本的な自然景観はフランス同様「平野」です。南部に広大な黒い森が広がりそしてアルプスの山岳地帯へと連なり風光明美な地方です。

ビュルツブルク・レジデンツ

ビュルツブルグは大司教の宮殿を中心に発達した街でレジデンスはその宮殿です。
私は建物の存在感、庭園の素晴らしさに圧倒されました。主庭であるホーフ庭園は宮殿と中心線を合わせシンメトリーに庭園が構成されていますが曲線で描かれているのが特徴です。その為、庭全体が柔らかみがあり癒しの空間を演出しており人にやさしい庭です。曲線の園路に合わせ花壇が配置されており草花、バラ園、刈込されたコニファー配置され目を楽しませてくれます。中央の園路を進み階段を上るにつれ立体感のある景色を見るこが出来ます。最高所まで来ると庭部分とその先の建物が素晴らしい3次元の空間を構成しています。庭の両側の高台に園路が造られ展望台になっているのですがそこから建物と庭を横から見る形になりますが園路を進むにつれ様々な景観を見せてくれます。是非お勧めです。
ホーフ南庭は中央に円形の池と中央に噴水を配置しています。
草花、ハーブ、刈込されたコニファーが大変美しい。

サンスーシー宮殿

サンスーシー宮殿はプロイセン王のフリードリヒ大王が造った夏の宮殿です。
この庭園は私が最も興味を持って見学に行った庭園です。 階段状の壁に多くの扉があり温室になっていて葡萄を栽培しているのです。 所変わればではないのですがドイツは寒い地方で果物が取れない為、ドイツ人は 果物にあこがれるようです。フリードリヒ大王も南国の果物に興味を持ちこのような温室を設け栽培していたようです。
庭園としては主園路・階段中心に配置しをシンメトリーに庭園を構成しています。
他にも様々な庭園があり広大な面積を 誇っています。1日では回り切れないほどです。

アウグストゥスブルク宮殿

シャルロッテンブルク宮殿

ニンフェンブルク城

バンベルク新宮殿他